2011-09-23

たしかな時間

いつかの後輩に会いました
2年ぶりの再会 互いの第一声は「変わらないね」






いっきに蘇る記憶


サンプル出し
←深夜2時頃
    帰宅は3〜4時
いまはもう できません


彼女とは長い長い時間を過ごしたと思っていたら 半年だけだった
入社してきた彼女に1から仕事を教えた
本来なら ゆっくり1年くらい時間をかけて教えるコトを半年で教えた
縫製 縫い代付け 縫製指示 仕様書 全てがアナログだった


もっと もっと 縫製を叩き込みたかった
芯の貼りかた クセとり 衿の縫い返し 袖付け...
わたしも基礎は教わった ただ、技術は色んなヒトから学ばせてもらった
わたしが教えなくても 彼女は大丈夫だと思った




トワルと紙に囲まれて
無我夢中で駆け抜けた4年間


高級な生地で縫わせてもらえた
早くて 美しい仕立てで縫う
パタンナーの縫えないモノは
工場も縫えないとされてた


今も たしかに 
     この腕は覚えている


同世代が集まるチーム
にぎやかに にこやかに心地のいい時間だった


後輩には叱らなかった
先輩には面と向かって叱ってた
わたしみたいな後輩だけは持ちたくないと
自分でも思う


強気だった
「できません」は
はじめのシーズンで2回だけ言った
残りのシーズンは意地で根性で可能にした




ミチヨさん ササキさん
寺岡さん(二児の母)さよちゃん
もう だれも T33にはいない


写真を探していたら
退社のときに頂いた 
メッセージカードが出てきた


あの頃「すごいなぁ」って
思ってたヒトから辞める時にもらった一言に励まされた

「自分のやれるコトを
  すべきコトを判断して仕事する姿に ただただ圧倒されました」

わたしのパタンナーとしての土台を築いた 4年間
縫えなくて 何度怒られたか分からない
悔しくて 悔しくて 必死に縫った 信頼を得たとき大きな自信となった

辛くて 苦しいコトも多かった 周りのヒトの温かさに救われた
メンズのヒトたち ブラックレーベルのヒトたち 生産・企画のヒトたち
そして レッドレーベルのみなさん
恵まれていた環境に いまでも ココロから感謝してます

いまはもう 殆どのヒトがいない けど たしかに同じ時を過ごした
かけがいのない わたしの「たしかな時間」に ありがとう





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